空間のチカラ

藤原の日記, スタッフ日記

今日は風が冷たい一日ですね。

週末の打合せに向けて色々と準備をしております。

アースキン自邸

プランの打合せをする際に、よく言われることの中に、収納のお話があります。

出来るだけ収納は多くしてくださいと…

確かに、多くあれば色々なものがしまえて、すっきるすると思いますが、多すぎると収納するための住宅となっています。

何事もバランスが必要ですが、いつもプランの打合せをする際にお伝えするのが、今持っているものの1/3~1/2は必要のないものがあると思いますので減らしてくださいと。

必ず、新しい生活が始まると物がどうしても増えてきます。

多くの収納を作ってしまうと、必ず物が増えます。

適材適所に作り、そこに入らなければ、たぶん不必要なモノがあるはずです。

 

私は、出来る限り物があっても、そのものに負けない空間をつくらなければならないと思っています。

 

写真は、一度訪れてみたい尊敬する建築家の一人 ラルフ・アースキンの自邸(スウェーデン)

色々な、物がありますが、ごちゃごちゃとして見えないのはなぜでしょうか?

むしろ、そこに無造作に置かれているものでさえ空間の一部のような気さえします。

美しい空間とは、この様な空間なのではないでしょうか?

藤原昌彦