失われる風景

藤原の日記

台風に翻弄されたここ数日でしたね。
迷走台風は、やはり異常気象を感じざるを得ないと思います。

毎朝犬を連れて近所を一時間程度散歩するのが日課となっています。(犬に連れられてかもしれませんが。。。)

アトリエのある付近は、田園風景の広がる豊かな環境があるところでした。
高齢化も徐々に進み、コメ農家も減りつつある状況は、多くの地域の課題にもなっている事だろうと思います。

お米を作らなくなった田圃は荒れてしまい、その先には住宅地へと段々と変わって行っています。

散歩をするルートにも、そのような住宅地が増えつつあり、その周辺環境や将来のあるべき姿を想像できていない住宅が増えてきています。

本当に風景が失われつつあり、安っぽい風景になりつつあります。
どうにかして、取り戻せないかと思いをめぐらせど、一人の力では抗えない。

ここに美しい住宅があればまだ救われることも有ると思う。

藤原昌彦