台風が通り過ぎ、大きな被害もなく安堵している反面、被害にあわれている方も多くいらっしゃいますので、大変心配しております。
住宅にはいつも美しさが大事であると思っています。
しかし、美しさに正解は無いとも思います。
方法論として、こうしたら綺麗に見えるやこうすれば美しくなるなどテクニックはあるものの、それを見て美しいと感じるかどうかは、人それぞれ。
常に心掛けているのは、「真心こめて丁寧に」と思い取り組んでいます。
真心と丁寧さが時には、金額に跳ね返りクライアント様にご迷惑をお掛けする事もあります。(現在は、価格の上昇がかなりあり、そのことも相まって金額が上がってしまっています。)
正しさが無い中で、美しい建築を創る際には思考をめぐらせ、何度も何度も線を重ね積み上げていきます。
その際に行うことが、案を一度寝かせる事です。
正しいの「正」の字には、「一」と「止」とあります。
一度、止まってみて、想いを巡らせる事が大切なのだと、言葉が教えてくれます。
藤原昌彦