豊かな暮らしのために

藤原の日記

打って変わって、かなり暖かい1日でしたね。

天気予報は当たるもので、午後から雨となりましたね。

工事の終盤、外構工事を進めている「真備町の家Ⅱ」、地盤改良工事の始まった「関の家」は外の工事ですので雨が降ると大変です。

設計を進める際には、クライアント様から多くの要望を頂きます。

「端的にこの様な暮らしがしたい」という方から「部屋は何部屋で、大きさはこれくらいで」。。。。

多くのクライアント様が、この要望を整理することが設計だと思われていることが多く、そう言った方の多くは自分の思い描いたプランがあり、それと違う提案を見ると受け入れられないことが多くあります。

建築家に任せるのであれば、しっかりと「物としての住宅」ではなく、「暮らしとして住宅」を見てほしいと思います。

なので、数字としての部屋の大きさであったり、設備の豪華さで価値を決めてしまいます。

住宅の本質は、そこで営まれる暮らしであり、思い出の積み重ねなのです。

そのために、住宅空間が同の様にあるべきかを考え、この敷地にどの様な暮らしが良いのかを提案すること、その暮らしを見守ることが私の使命だと思っています。

これからの時代に即した豊かな暮らしを。

藤原昌彦