任せる事

藤原の日記

台風は、大きな被害もなく通り過ぎそうですね。

風は強いですが、明日の真備町の家IIは上棟出来そうです。

本日は、打ち合わせの連続の一日でした。

いずれの打ち合わせも楽しい時間でした。これから色々なことが進んで行く様になりますが、計画を始める際には色々とお話しをお聞きいたします。

丁寧な要望書を作って持って来ていただく事もあります。
確かに要望は大切な事ですので、必ず伝えて頂きたいと思いますが、必ずしもその要望が計画に盛り込まれるとも限りません。

大切な事は、現在の物事の関係性ではなく、これからの長い年月を見た際の「暮らし」が大切で、敷地との関係や周辺環境等の関係が大切になって来ます。

基本的に、おまかせ頂ける状態でないと設計は進みません。

よくあるのが、自分たちで図面を書いてしまう事。

楽しんで描いてもらう程度であれば良いのですが、この通りにしてくだいと持っていらっしゃるケースが稀にあります。

この場合は、即座いにこのプランを工務店に持って行った方が良いとお伝えしています。

「生活者としてのクライアント様は尊重しますが、表現者としての我々も尊重してほしい」のです。

岡山・倉敷で設計を続けていますが、地方だからこそ、そこに根ざしたきちんとした設計を行なっていきたいと思っています。

豊かな住宅になる様に

藤原昌彦