梅雨明けと同時に、暑い日が続いますね。
現場で作業をしている職人さんには、頭が下がります。
建築を決定づけるもの中に、ディテール(納まり)があります。
私の中では、ディテールと納まりは少しニュアンスが違いますが、ディテールはモノとモノ、素材と素材の合わせ方であり、納まりは自分が思い描いている見え方や取り付け方かなと思っています。
すなわち、完成した際に自分の納まりが良い様のことを言っていると思います。
この納まりを考えていると、なかなかしっくりこない事もあり悪戦苦闘します。考えて考えて、建築家自身の腑に落ちる納まりを考えて行きます。
そう言った部分を総合的にまとめて行った際に、全体の雰囲気が建築家の作家性として現れて行きます。
この腑に落ちるさまを続くていく事で、美しい空間や街並みが出来上がって行きます。
藤原昌彦