練り込んで使う

藤原の日記

しとしと雨の降る朝。

ようやく梅雨らしい雰囲気でしたね。

アトリエでは、これから着工する住宅の詰めの作業、いわゆる実施設計の終盤を迎えています。

細部の納め方の検討をし造ってもらえる図面を作図している最中です。

日々、計画と実際つくる過程での細部の納め方の検討をやっているのですが、いつもと同じところ、いつもと違うところがあります。

そして、一つ完成するごとに造りやすかったのか、表現として良かったのか、美しいのかを検討し、反映させていきます。

建具周りのデティールは、ブラッシュアップもしながら何年も同じです。(少しづつ進化はありますが)

こうやって、練り上げて使い続けることで作風も深化していくのだと思います。

藤原昌彦