引き継ぐ

藤原の日記

冬本番の寒い一日。

気が付けば、12月に。

建築は、発明品ではないと思っています。

大昔の洞窟での生活から、小屋を造り住居へ。

暮らし方を引き継ぎ、場所を変え生活をして来ました。

建築においても、色々な技術が継承され、時代が進むにつれ改良と進化が付け加えられ引き継がれています。

空間も引き継がれていくことができれば良いのですが、やはりそこには作家性が出て来ます。

プロポーションや光の入り方、空間の輪郭…。

引き継げる様で引き継げない。

コピーはやはりコピーでオリジナルを超えることはできないかもしれませんが、その精神は引き継げるのではないかと思います。

藤原昌彦