段々と暑くなっていますね。
そろそろ、ジメジメとした梅雨が近づいてきますね。
天気予報とにらめっこの季節が来ます。
住宅の設計を行う際に、基準として使用する寸法体系があります。
モジュールとも言いますが、簡単にいいますと柱間の間隔の事です。
メーターモジュールだから少し広い…などと言われるモジュール。
私が良く使用するのは、尺。910mmの間隔で柱の位置を考えます。厳密には、1,820mmで考えるのですが…
1m間隔より、90mm短いのですが、昔から日本で使用されている寸法です。
実は、良く考えられた寸法ではないかと思っています。
身体間隔に近い寸法で、造り込んでいくと非常になじむ寸法だと思います。
また、施工においても材料のロスが少なく、無駄がないのもこの寸法です。(日本においてはですが…)
この寸法を、そのまま古来の住宅の造り方をしてしまうと、新しさは感じ得ないので、再度この寸法を理解し、再解釈しながら新しい空間を目指したいと思います。
豪華さではなく、新たなスタンダード目指して
藤原昌彦