土地との契約

藤原の日記

清々しい青空の広がる一日。GW後半の初日は、気持ちの良い天気ですね。

昨日は、岡山市北区にて建築が始まろうとしている「大和町の家」の地鎮祭を執り行いました。

いつもとは神主さんが違うこともあり、地鎮祭の意味などを説明して頂きながらの祭事でした。

印象的なことでは、穿染の儀という鍬や鋤で作業を開始する儀式の説明で、鎮めものを掘ったあと埋めるのですが、この儀式は土地との契約であると言うことでした。

土地の神様に、ここに住む家族の大切な宝物(鎮め物)を捧げて、色々なものから守ってもらうそうです。

鎮め物の中身は、現代ではレプリカですが「人型、刀、鉾、盾、お金」をかたどったものが入っています。

昔は、本物を土に埋め土地の神様に祈りを捧げたそうです。

聞くところによると、地鎮祭も省略される施主様もいるそうで、こういった祭事は残して行くことが色々な継承につながるのだと思います。

藤原昌彦