インパクトよりも余韻を

藤原の日記

澄み渡った青空が広がる一日。

仕事柄、多くの建築雑誌を読みます。

街に開かれた新しい住宅の考え方や、新たな暮らし方の方法など建築を通してつくられています。

最近の傾向としては、どうしてもインパクトの強い、つまり派手さやアクロバット的な住宅が多い気がします。

私の設計は、そこまで派手な装飾的な物はやりたくないので、一見地味に見えるかもしれません。

住宅は、唯一帰る場のある建築です。

「インパクトよりも余韻を」

暮らしている方や来られた方が、この空間にずっと佇んで居たいと思わせる様な品のある空間を美しい建築を創りたいと思っています。

店舗なども同じ考え方で、販売される商品やサービスがなければ成立しませんが、インパクトで人を惹きつけても人は飽きてきます。

余韻のある、またあそこの店に行きたいと思わせる様な。

久しぶりに店舗の設計もして見たいと思っています。

人の心に残る店。

藤原昌彦