感覚

藤原の日記

何事もなければ、オリンピックの開会式が行われていましたね。丸一年の延期ですが、開催できることを期待しています。

住宅が創るられる際には、いろいろな寸法が出てきます。

広さがわかる寸法から、高さのわかる寸法、さらには奥行きなど。

細かな寸法を丁寧整理しながら、1mmでも大切にして行きたいと図面化して行きます。

その時に大切なのが感覚となります。広さだけ、高さだけ、奥行きだけの個々の寸法だけを見てしまうと、全体をまとめた時にチグハグになってしまいます。

私が気をつけて設計していることは、違和感のない状態。

寸法もそうですが、ディテールも同じでつくり込まないと良い空間にはなりませんが、「やってやったぞ」や「どうだこの作り方」というように作られてものはどうしても違和感が残ります。

居心地の良さは、いろいろな事が気にならず自然体で居られることではないかと思います。

藤原昌彦