土間のある自然素材の民家「田井の家」 2019

山間で奥行きが浅い敷地の家。
環境を生かした暮らしと子供がのびのび暮らせる家を要望された。

躯体性能:耐震等級3(許容応力度計算による構造計算)
外皮性能:Ua値 0.47 C値 0.7

田井の家 土間のある自然素材の民家
田井の家 土間のある自然素材の民家

リビングを45度に振って庭に突き出し、視線が庭に抜けて広がりが感じられる。

田井の家 土間のある自然素材の民家
田井の家 土間のある自然素材の民家

キッチンとダイニングはコンクリートにした。
モダンながらも民家の土間のような雰囲気が山間の地と似合う。

ダイニングから庭のテラスへと大きな開口部をつくった。
庭から続く土間のダイニングで食べる食事は、まるで外で食べているかのように気持ち良い。

田井の家 土間のある自然素材の民家
田井の家 土間のある自然素材の民家

リビングには明るく柔らかい光が注ぐ。庭の植栽の影も心地よい。

田井の家 土間のある自然素材の民家

手で触る建具の引手には自然素材を使用している。
自然素材を使用することで、自然の味わいのある住まいとなり、経年変化も楽しめる。

田井の家 土間のある自然素材の民家
田井の家 土間のある自然素材の民家

造園家 荻野寿也氏による里山の風景のような庭。
アプローチから緑豊かな暮らしが楽しめる。

土間のある自然素材の民家「田井の家」

数年にわたり、豊かな環境を求めて土地探しを行い、
この山間の地にたどりついた。

要望としては、この環境を活かした暮らしと、
アレルギーを持つ子供がのびのびと暮らせる住まいであった。
この山間の自然豊かな環境に溶け込み、風景の一部になるような建築を目指した。

奥行の浅い敷地の為、配置計画・平面計画は、何度も敷地を確認しながら設計を行った。
平面を四十五度に振ることで、空間の拡がりを見せるとともに、
リビングが庭に入り込むので、自然と建物の一体感が増した。
さらに昔の民家の様にキッチンやダイニングは土間(コンクリートの床)の設えとして、
より一層内と外との距離感を縮めることができた。

造園は、造園家・荻野寿也氏に依頼し、
建物の背後にある山のシルエットに沿うように、
庭の植栽を施し山の原風景を再現してもらった。
その結果、アプローチを含め緑豊かな、暮らしが楽しめる住宅となった。

木造/在来軸組工法(2階建て)
延べ床面積:111.05㎡(33.59坪)住宅性能表示 耐震・断熱性能
建築設計:藤原昌彦 (バウムスタイルアーキテクト一級建築士事務所)
構造設計:長坂健太郎  馬上友弘 (長坂設計工舎)
外構・造園計画:荻野寿也(荻野寿也景観設計)
写真:笹倉洋平/笹の倉舎(https://www.sasanokurasha.com)