土間のある自然素材の民家「田井の家」 2019
山間で奥行きが浅い敷地の家。
環境を生かした暮らしと子供がのびのび暮らせる家を要望された。
躯体性能:耐震等級3(許容応力度計算による構造計算) ※構造についてはこちらへ
外皮性能:Ua値 0.47 ※温熱環境についてはこちらへ
建築中の様子はこちらへ 田井の家 ブログ
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/C7A7441.jpg)
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/ti03_DJI_0595_trim.jpg)
リビングを45度に振って庭に突き出し、視線が庭に抜けて広がりが感じられる。
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/C7A7519.jpg)
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/C7A7567.jpg)
キッチンとダイニングはコンクリートにした。
モダンながらも民家の土間のような雰囲気が山間の地と似合う。
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ダイニングから庭のテラスへと大きな開口部をつくった。
庭から続く土間のダイニングで食べる食事は、まるで外で食べているかのように気持ち良い。
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/10_L-0364.jpg)
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/ti16_C7A7384.jpg)
リビングには明るく柔らかい光が注ぐ。庭の植栽の影も心地よい。
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/11_K-4677.jpg)
手で触る建具の引手には自然素材を使用している。
自然素材を使用することで、自然の味わいのある住まいとなり、経年変化も楽しめる。
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/C7A7266.jpg)
![田井の家 土間のある自然素材の民家](http://wp3.baum-style.com/wp-content/uploads/2020/03/DJI_0580.jpg)
造園家 荻野寿也氏による里山の風景のような庭。
アプローチから緑豊かな暮らしが楽しめる。
数年にわたり、豊かな環境を求めて土地探しを行い、
この山間の地にたどりついた。
要望としては、この環境を活かした暮らしと、
アレルギーを持つ子供がのびのびと暮らせる住まいであった。
この山間の自然豊かな環境に溶け込み、風景の一部になるような建築を目指した。
奥行の浅い敷地の為、配置計画・平面計画は、何度も敷地を確認しながら設計を行った。
平面を四十五度に振ることで、空間の拡がりを見せるとともに、
リビングが庭に入り込むので、自然と建物の一体感が増した。
さらに昔の民家の様にキッチンやダイニングは土間(コンクリートの床)の設えとして、
より一層内と外との距離感を縮めることができた。
造園は、造園家・荻野寿也氏に依頼し、
建物の背後にある山のシルエットに沿うように、
庭の植栽を施し山の原風景を再現してもらった。
その結果、アプローチを含め緑豊かな、暮らしが楽しめる住宅となった。
木造/在来軸組工法(2階建て)
延べ床面積:111.05㎡(33.59坪)住宅性能表示 耐震・断熱性能
建築設計:藤原昌彦 (バウムスタイルアーキテクト一級建築士事務所)
構造設計:長坂健太郎 馬上友弘 (長坂設計工舎)
外構・造園計画:荻野寿也(荻野寿也景観設計)
写真:笹倉洋平/笹の倉舎(https://www.sasanokurasha.com)