瀬戸内国際芸術祭開催中の犬島に行ってきました。
実は犬島には第一回瀬戸内国際芸術祭の時に臨時スタッフとして行ったことがあり6年ぶり2回目の来島でした!
当時は精錬所美術館と、作品制作途中のF邸しかなかったのですが
その時に詰め込みで覚えた精錬所美術館の特徴や犬島の歴史を思い出しながら見ることができ、とても楽しいアート巡りになりました。
犬島のメインはやはり精錬所美術館と精錬所跡、
塀や地面に敷かれている黒くつやのある大きなレンガが特徴的です。
精錬所跡は無骨で荒々しく、鉱山の銅価格の高騰で発展し公害と銅の暴落で衰退を歩んだ犬島の歴史を肌で感じられるような佇まい。
島の自然と当時の建築物や歴史を全てひっくるめて新しい作品として人々に魅せているのが犬島精錬所美術館です。
6年前には完成していなかったF邸、建築は妹島和世さん、アート作品は名和晃平さん製作です。
他にも
「A邸」
「C邸」
今年の芸術祭は今週末で終わってしまいますが、作品の多くが芸術祭開催期間外も展示されており
小さい島なので各所にある「家プロジェクト」等の多くの作品も歩いて見て回ることができます。
岡山の宝伝港から船で10分ほど、乗船料300円で行くことができるので是非行ってみて下さいね。
妹島和世氏と西沢立衛氏による建築家ユニット「SANAA(サナー)」がデザインしたチェアが島の各所に据えてあります。
他にも普通のベンチが色々なところに置いてありますが、こういった場のベンチは「ここに座って作品や景色を見てね」という意味もあるので是非腰かけて景色を見てみてくださいね。
製作者の意図やその場の良さがより伝わってくるかもしれません。
Staff.K