雨が続きますね。各地の被害も気になりますが、岡山や倉敷でも警報が出て気をつけて早めの行動を行なってください。
住宅を設計する際には、多くの要素がたくさん有りそれをまとめながら行なって行きます。
クライアント様の要望はもちろんのこと、周辺の環境や構造・耐久性・断熱性能を含めた温熱環境などなど。
豊かな暮らしを行うために何が必要になるのかを丁寧に読み解き計画に反映させていかなければなりません。
構造は、地震や台風といった自然の脅威から守るという大切なことで有り、地震などの災害が少ない岡山であっても必要だと思います。
温熱環境は、断熱性能や空調性能も含めないと話ができないのですが、どうしても切り分けられることが多いです。
温熱環境の良い住宅とは、なんだと思いますか?
数値が良い家でしょうか?
私は違うと思っています。
温熱環境の良い家とは、身体的・精神的にストレスの少ない状態。
ではないかと思い、まずは、設計のベースとして行なっています。
そのことを判断するために、外皮計算などの数値を使うのです。
数値ばかり追い求めているのでは、自分がストレスが少ない数値を的確に言えなければならないと思います。
敷地や環境が変われば、ストレスが変わりますので、温熱の性能が変わってくる。
地域や状況を丁寧に読み解き、豊かな暮らしのために多くのことを考えて設計を行って行きたいと思います。
藤原昌彦