雨が降ったり止んだりの梅雨らしい天候。熊本では、大雨となり河川が氾濫したとの事で、被害が心配です。
建築用語の一つに「納まり」という言葉があります。
ディテールと勘違いされる言葉ですが、少し違う気がします。
ディテールは、物と物との取り合いを決めることであり、納まりは似たような感覚ですが設計者の感覚が優先されると思います。
納まりは、建築家や設計者が違和感のない状態と言ったほうがわかり易いかもしれません。
そのことが、実は作家性を出し、建築家の個性とも呼べるのではないでしょうか。
私の場合、プランでの納まりが悪いとずっと納まるまで考えます。
ちょっとした違和感が後になり、どうしても気になって小手先のことでどうにかしなければならなくなってきます。
プラン(平面・断面計画)はやはり大切になるのだと改めて思い、大切にしていかなければならないと思います。
藤原昌彦