今日も暑い一日でしたね。
九州地方(南部)では、梅雨明けをしたそうですね。
暑い時期、寒い時期には、住宅の温熱環境についてよく質問があります。
色々な事柄から住宅の温熱環境は考えなければならないと思っています。
地域・気候・屋根の形状・外壁の色・素材・軒の出や断熱材・断熱の方法…などなど。
この様な事柄をバランスよく考えることが、より良いのではないかと思います。
その中で今回は、窓について。
住宅の部位で一番温熱環境に影響する部分でもある窓。
大きな開口部は明るく開放的ですが、その反面熱が入りやすく、熱が逃げやすい。
ガラス面でのペアガラス化は大部分で当たり前になってきています。
今やトリプルガラスや樹脂サッシなども…
やはり私は、デザイン性や質感を考えた場合、木製の窓が良いのではないかと思っています。
木の断熱性は、アルミなどに比べて非常に高く結露もしない。
経年変化により、メンテナンスは必要になりますが、味わい深いものになってきます。
住宅の温熱環境は、個人個人に考え方がありますので正解はないのかもしれませんが、人間の潜在的な能力が減退しない環境も考えなければいけないのではと思っています。
藤原昌彦