必要最小限  設計手法07

藤原の日記

真冬のような一日。

日差しは、暖かったような気がしますが、風は冷たかったですね。

堀部安嗣 模型

早く、暖かくなればと思うのですが…

さて、今日は設計手法のお話07です。

住宅を設計行う上で、要望事項の多い、収納についてです。

収納スペースは、多くしてくださいと良く要望をお聞きします。

その要望のまま計画を進めると、収納の家になってします。

現在住まれている状況から、収納量を考えて言われているケースが多いと思います。

そう言った場合はもちろんですが、一度良い機会なので今持っているモノを必要かどうか考えてくださいと言っています。

たいていの方は、半分以上が必要でないものを持たれているケースが多いです。

住宅を設計する際の収納は、場所ごとにどんな収納をするべきか、広さや棚の数までお話をさせていただく事があります。

なければ、家が煩雑になり、多ければ物が増え捨てられなくなり、これまた煩雑になります。

しっかりと、必要最小限を考えていくと良いのではないでしょうか?

07<収納について>
住まいの要望でも特に多く上がる収納。出来る限り物を減らす事も豊かな暮らしをするためには必要ではありますが、
豊かな暮らしを送る為に必要な物もあります。それらの物を適切に収納できなければ、家中が物にあふれてしまいます。
収納は出来る限り、効率が良くすっきりと出来る様に設計していきます。

写真は、建築家 堀部安嗣 設計 「伊豆高原の家」

非常にコンパクトながら、必要な物を必要な収納で暮らされている住宅ではないかと思います。

藤原昌彦