今日は、比較的暖かい陽気でしたね。
週末は、また寒くなりそうですので、気を付けたいですね。
さて、家という建築は、他の建築とは違い帰ってくるところを造ると以前のブログで書きました。
そして、もう一つ言えるのが、人を育てるウツワではないかと思っています。
ただ、くつろぐであったり、安らぐであったりする場としての家でなく、色々な感受性を享受する場が、家(住宅)ではないのかと…
最近のテーマとして考えていることは、場所を限定しないような場が出来ないかと。
現代の住宅は、nLDKで象徴されるようにある程度場所が決まっている感じがしています。
キッチンや浴室などに関しては、動かくすことが難しいので限定はされるのですが、部屋数ではなく色々な居場所が出来るような住宅が良いのではないかと、思っています。
「能動的な空間」
使う方が、色々な楽しみ方のできる限定されない場。
その場の色々な使い方や、くつろぎ方、遊び方などを自然に考えたり、体験することで、人は育っていくのではないでしょうか?
断熱性能や気密性能(基本的な性能を超える)を優先するがあまり、屋外との意識があまり無い住宅が増えてきているのではないでしょうか?
自然や日々の暮らしから学ぶことは、沢山あると思います。
そのような、住宅と自然の関係が築けるような建築を造っていきたいと思います。
写真は、手塚建築研究所 設計のふじ幼稚園。
屋根の上を、走り回ったり、木登りをしたりして遊ぶ子供たちがたくさんいます。
非常に、感受性や発想の豊かな人に成長していくのではないかと思っています。
藤原昌彦