空間の質

藤原の日記

肌寒い空気感の朝ですね。午後からは、かなり暑くなりそうな気もします。

空間をつくる要素として、床・壁・天井があります。

空間の質を上げるために、よく素材を良いものにすれば質が上がると思われがちです。

確かに、素材の力が空間に及ぼす影響はありますが、素材だけでも良い空間にはなりません。

平面的なプロポーションや断面方向のプロポーション、天井の高さ、開口部の開け方、光の入り方とそのグラデーション…

多くのことを想像し、検討していく中で生まれてきます。

日々、この空間の質をどう高められるのかを考えながら格闘しています。

普遍性のある建築を目指して。

藤原昌彦