生憎の雨模様のスタートの朝。雨の日もアトリはしっとりした空気感で心地よさがあります。
一見すると無駄に思える空間が大切だと常々思っています。
用途が決まっていない、がらんとしたホールのようなリビングのような空間。
人が集まっても、一人で居ても優しく包み込むような余白。
小さな住宅では面積的に取りづらい余白の空間ですが、平面的に考えるのではなく断面的に余白を持たせることも大切。
少しの余裕が気持ちを落ち着かせ、拠り所となる居場所。
余白がもたらす豊かな空間をしっかりとつくり込んでいきたい。
藤原昌彦