肌寒さが残る朝でしたね。羽織るものを忘れた散歩では、少し寒く感じました。
「南区の離れ」アトリエのアオダモは白い可憐な花を咲かせています。
造園してからは、しばらく(3年程度)は花がつかないと聞いていたので、いつ咲くのかと心待ちにしていました。
外構や造園まで敷地全体を設計していく手法を常に続けていますが、最近の建築資材の急騰による価格上昇により、中々完成と同時に完成させるのは少し大変な状況になっています。
その様な状況でも造園をしていくことは非常に暮らしにとって大切になってきます。
その際に庭の手入れをどうするのかとよく質問を受けます。
私の設計する住宅に合う外構計画・庭づくりは、日本庭園のような煌びやかできっちりした作りではなく、里山の風景を再生させるような雑木林の様な雰囲気です。
そのため、日本庭園のように季節毎の剪定が必要ではなく、3年から5年に一度少しハサミを入れる程度でスッキリします。
当然、水やりは根づく2年程度はしっかりと上げる必要があります。(夏場は朝夕2回)
そして、虫がつかないように消毒も欠かせません。
消毒も特に難しいものを使用することもなく、ホームセンターで販売されている「木酢酢」を使用すると木にも人にも優しいです。
手入れについては、面倒だなと思われるかもしれませんが、実はこの時間が持てることが心を豊かにしていくのではないかと思います。
藤原昌彦