紙という素材

藤原の日記

気温の上昇もあってか、すごい霧で幻想的な朝です。

瓦・焼き杉板・障子・塗り壁

素材の名前を上げると、なんとなく和を感じさせますね。

この素材は、私の設計でよく使用する素材ですが、決して和風住宅をつくろうとしている訳ではありません。

よく和モダンの家ですねと言われますが、この言葉は適切な表現ではないです。

その素材の中で、紙と言う素材は素晴らしいと思っています。

障子と呼ばれる、格子状の建具に和紙を貼り付けることによりできる建具ですが、日本古来より使われている建具の一つです。

ガラス窓の内側につけることで、断熱性を上げることもできます。

なんと言っても、その紙から入ってくる光が私は好きです。

遮断をしながら、紙の透け感じが屋外との関係性を繋いでいる気がします。

新たな紙の使い方を考えてみたいと思います。

藤原昌彦