いろいろな居場所がつながる

藤原の日記

台風の影響でしょうか、雨の1日でしたね。
私は、今日一日3年毎に行われる建築士の定期講習の為、缶詰状態でした。

先日完成した、高屋の家はシンプルな様で複雑に感じる空間となっています。

敷地の形状が整形ではないことが、この複雑さを生み出すきっかけとなりました。

設計の変容は、一番初めはシンプルな長方形の建物に切妻屋根をかけ、変形した敷地に合わせてスペースを広げる様にしていました。

そして、敷地に対して建物を斜めに配置してみたり、出っ張りをつくってみたり、外部を考えながら内部を考え、行ったり来たりしながら計画が変わって行きます。

最終的には、くの字に折れ曲がった建物形状となりました。

ここで考えたことが、居場所のつながりとなります。

程よい距離感で、人を感じながら暮らす。

奥様の居場所の奥には、寝室のスペースとなっています。
手摺壁の奥は、吹き抜け空間となっており、リビングと繋がっています。

実際は、いろいろな居場所が繋がっている立体ワンルーム空間。

お互いのこと気遣いながら暮らすことで、より豊かな暮らしとなる空間となりました。

これからの暮らしぶりをお聞きするのが楽しみです。

藤原昌彦