色々な情報のある中で

藤原の日記

段々と暖かくなってきましたね。春が待ち遠しですね。

さて、おかげさまで多くのお問い合わせや、アトリエへの見学にいらしていただくことが多くなりました。本当にありがとうございます。

色々とお話をお聞きしていると、皆さん本当に勉強熱心というか多くの情報をお持ちです。

現在では、ホームページをはじめSNSやYouTubeなどで、ありとあらゆる情報が得られる時代となってきました。

情報過多の時代であると言っても良いと思います。

しかし、多くの方が得ている情報は、住宅に関する一部のことを表面上得ている可能性があります。多くは、温熱や気密に関することが多く数値で表されるものに関することが多いと思います。

私は、住宅を中心に建築活動を行っていますが、まだまだ勉強をしています。

住宅を建築は、住宅に関する法律(建築基準法など)や、構造の知識、温熱環境の知識、住宅の設備の知識、それだけではダメで健康の知識や料理・洗濯などの家事の知識、材料などの知識、そして経済の知識(住宅ローンや税金)などの様々なこと知識が必要となり集まってできていきます。

私が設計を行う際には、クライアント様の状況や敷地の状況に応じて、最適な答えとなる様に計画をしていきます。

つまり、多くの方が得た情報(性能など)や予算に合わせた理想の住宅が出来るところ(設計事務所や工務店、ハウスメーカー)は、この世にはないと言っても過言ではありません。

大空間と薪スートブのある平屋建て 三原久井の家

予算が潤沢にあれば可能かもしれませんが、必ず予算の上限があると思います。その中で、取捨選択をしながら設計をしていくことになっていきます。

一度、その得た多くの情報を置いておいて、住宅に求める「暮らし」を思えがいてください。

豊かな暮らしは、性能や数字を追いかけた向こう側にありますか?

暮らしは、家族の思い出の積み重ねと時間ではないかと思います。

その時間を重ねることが出来る住宅を考えてみてはいかがでしょうか?

性能や数字は、もちろん大事です。私も大切にしていることです。

一番大切なのは、「暮らし」

その思いを私のような建築家に伝え、その建築家を信頼し任せてみてください。

大切なものが見えてくるのではないでしょうか。

藤原昌彦