心を揺さぶる

藤原の日記

春のような陽気の一日。まだまだ、寒い日は続きますが春も近づいてきていますね。

自分自身で、設計をしている際に気をつけていることは、上手くなり過ぎない事だと思います。

上手くなるということは、技術力が上がることであると思いますが、技術だけでつくってしまうとつまらないものになってしまう気がします。

敷地に対峙した時にどこに癖があるのか読み解き、その時の気分であったり、天候であったり、心地よさであったりとそう言ったことを重ねながら計画を積み重ねていくことで、余白が生まれその結果心地よさのある「ゆらぎ」が生まれる。

この余白であったり、ゆらぎが、住宅を豊かにし、暮らしを豊かにしていくのだろうと思う。

一邸一邸、丁寧に創ることは、その一邸一邸の違いを感じ取りながら楽しむことである。

私自身が楽しんで創らなければ、人の心を揺さぶることは出来ないと思う。

設計は、苦しいが楽しいのである。

藤原昌彦