冬空の広がる、凛とした空気感の1日。明日は、どうやら雨模様で乾燥は少しは落ち着くと良いのですが。
薪ストーブが大活躍で、アトリエにいると外の寒さがわからなくなってしまいます。
多くの方々からの質問の中に、コストのことが多くあります。
先日書いたブログにもある様に、総予算と総事業費(家を建築するために必要と思われる金額)が合わなければ、進めることはできません。
その際によく聞かれることが、いわゆる坪単価。
何を基準に坪単価を出しているのかは、それぞれ違います。
私が参考までに伝える時は、完成した住宅のすべてを合わせて、坪数で割り算したものをお伝えしています。(滅多にお伝えすることはありませんが。。。)
その際には、家具やエアコンなどが含まれている場合もあれば、入っていない場合もあります。
また、地域によっては異なる地盤改良の費用も入っていることもあります。
坪単価は、あくまで結果論だと言うことです。
この価格が、高くても資金計画で行っていた総予算と総事業費との比較において、合って入れば問題なのではないでしょうか?
できる限り安くしたいとの気持ちは、どのクライアント様でも同じです。
価格だけで決めるのであれば、車と同じで軽自動車なのかハイブリット車なのか、高級外車なのか。。。
どんな人とどんな時間を過ごすために、最適な車は何か?
住宅も同じで、この家族とどの様な暮らしや時間を過ごすかによって、建物の価値、つまり価格が決まって来ます。
住宅という「家族の豊かに暮らす空間」を価格だけで判断することはやめて、しっかりと話をしていくことで、色々な方向性が見えてくると思います。
藤原昌彦