朝晩は、かなり冷え込んで来ましたね。薪ストーブが大活躍の時期になって来ました。
先月ぐらいから、朝にジョギングをしたり、柔軟体操をしたりしております。
体力をつけたいことから始まり、身体のメンテナンスを兼ねてのことではじめました。同年代の型に比べると、関節などの可動域や筋肉量は良いそうで少しのトレーニングでパフォーマンスが上がりそうです。
住宅では、良くメンテナンスフリーの住宅ができるのかと質問があったり、住宅に求める要望の一つにあげられる事があります。
「メンテナンスフリー」・・・この言葉を聞いてみ皆さんどんな印象を持たれるのでしょうか?
私の場合は、メンテナンスフリーと聞いてメンテナンスが必要なかった事がないのです。
不思議とも思わないのですが、人は自然界に間借りをして暮らしており、自然に抗う事が出来ないからです。
私が行う設計の場合は、自然素材を使用します。
外壁材や床材・壁の仕上げ・建具。。。
自然素材は、形を変えても呼吸したり変化したりし続けています。
その事を十分理解し、その良さを楽しむためには、手入れが大変重要になって来ます。
手を入れ、メンテナンスを行う事で、永く使用する事ができ、経年変化を楽しむ事ができるのです。
メンテナンスフリーと謳っているものは、メンテナス必要ではなくてメンテナンスできない。したがって、新しい物が、ただただ劣化して行くだけの消耗品となり、耐久性とは程遠いものとなります。
自然素材は、愛着を持ってメンテナンスをして行く事で、本来の意味でメンテナンスフリー(取り替えの不要なもの)になって行くと思います。
藤原昌彦