三連休の中日。天気が良く、行楽に行きたい感じですね。
定期的に建築の勉強会をしている仲間の大工さんの仕事を見せて頂きました。
石場建て建築。木造の伝統構法を言った方が伝わりやすいかもしれません。
使用する木材の選定から、墨付け木材の刻み(加工)を現代の工場などのプレカットでなく大工さん自身が行い組んでいく。
現代であれば、木と木が組み合わさる部分は、金物により接合させますが、伝統構法では木の組み合わせのみ。
この伝統構法は、簡単に言うと免震構造となります。
いろいろな接合部が柔軟に対応することにより揺れを吸収し、基礎に緊結せずにおいてあることで、揺れた際にズレることで建物の倒壊を防ぐ様になっています。
無形文化財登録の対象にもなっている伝統構法を行う大工の技術。
どうにか繋いでいきたい、技術の一つで無くしてはならない建築の文化ではないでしょうか。
藤原昌彦