影のある空間

藤原の日記

今年は変則的に海の日が、本日ですね。4連休の初日。

コロナウィルスの感染者数が増え中々先の状況が見えない感じですね。

治療薬や予防薬が出来るのが待ち遠しいです。

光を取り入れる明るい空間を求められる事が多くあります。

暗いより明るい空間が良いのは当たり前のことですよね。

さて、明るい空間はどうしたら出来るのでしょうか?

大きな窓をつける。壁全面を窓に。などなど多くの方法はあると思います。

私が設計する時には、影を考えます。

影にも質があり、暗い影から明るい影、はっきりとした影など。

壁全面の開口部では無く、影を作る開口部を考えて行くことで光のグラデーションをつくる。

そうすることで、ただ単に明るいという空間でなく、奥行き間のある明るい空間ができると思います。

影を考えることで、明るい空間をつくる。何か矛盾した気がするかもしれませんが、明るさを感じるためには暗さを知らなければいけません。

影があるから、光がわかる。

質のある影を創って行きたいと思います。

藤原昌彦