距離を考える

藤原の日記

雨の降る天候で肌寒い一日。

最近では、アトリエに引きこもり図面を描いています。

現在設計しているのは二世帯住宅。

二世帯住宅は、いろいろな形態があるのですが、完全分離型(玄関・キッチン・浴室・洗面などがそれぞれにあるタイプ)半完全分離(玄関は一つで、水回りはそれぞれある)、半分離型(玄関は一つで、キッチンは別であるが浴室などは一つ)、階別分離型(一階を親世帯、二階を子供世帯など階によって分離)などあります。

計画の段階では、まず住まれる方全員の話し合いが大変重要になってきます。

昔は、何世帯の家族が同一の住居でくらす事は、当然でもあったのですが、核家族が進み一世帯が一軒の住宅に住むことが多くなりました。

仕事の関係などにより、同居をしたくても出来ないこともあるかと思いますが、これからの時代の流れを考えると、多世帯が一緒に暮らす事は良いのではないかと思います。

今回の場合もそうですが、計画には距離の問題を丁寧に設計することが大切になってきます。

今回の計画では、距離の取り方をどうするかを課題としながら、プランをまとめていきました。

ようやく基本設計が纏まりつつあり、夏から秋の着工に向けて進めて行く予定です。

どの様な建築になるのか楽しみに。

藤原昌彦