明るさについて

藤原の日記

爽やかな抜ける様な青空。

少し風が強いですが、気持ちの良い1日ですね。

アトリエ「南区の離れ」は、開口部を非常に小さく絞ってあります。

開口部の大きさは、設計する住宅により変わってきますが、小さい窓だから暗いのではありません。

小さくても丁寧にきちんと設計を行えば、明るい空間は出来るのです。

人の目は高性能な調整機能を持っています。

明るいところから、急に暗いところに入ると人の目は調整が追いつかず、暗く感じてしまうのですが、明るいところから暗いところへの幅というかグラデーションの長さがると実は暗い空間でも明るく感じるのです。

暗闇でじっとしていると、目がなれる感覚に近いかもしれませんね。

大きな開口部も良いですが、ポイントで絞り込んだ小さな開口部も空間的に凛とした良いものになります。

いろいろな開口部のあり方をこれからも模索して行きたいですね。

藤原昌彦