自然素材

藤原の日記

今日は、かなり冷え込みましたね。

吉備中央町へ、土壁塗のワークショップに行って来ました。

月一回程度、設計、施工、大工、瓦、左官など様々建築に携わる方々との勉強会です。

現在では、あまり使用されなくなった土壁。

瓦と同じで、その地域にあった土を使用し住まいの壁材として利用していました。

現代では、簡略化され時間のかかる施工や断熱性の問題等で敬遠されています。

土壁は、自然素材であり再利用可能な普遍的な材料。

今回は、壊れそうになった土壁を落とし、その土壁を水で練り戻し、再度塗りつける。(今回は、粗壁塗)

竹の小舞も一部編み直しながらの作業です。

全てが、自然素材。竹も裏の山に生えてある物を利用し、縄も藁を使用しています。

やはり、一度使っていた壁の材料が再度水で戻して使える事。

今使っている素材は、どうしても土へ還すことは出来ても、完全に再利用可能な物は少ないかもしれません。

まだまだ、使用できる素材として思考を巡らせて行きたいと思います。

藤原昌彦