今日は晴れてはいたものの気温がぐっと下がり気持ち良い気候でしたね。
機能主義建築という概念が今日では当たり前になって来ていますが、
以前は機能(使い勝手)よりも装飾が大事であったり、形式が大事であったりしていました。
住宅においても、和室の続き間・土間のキッチンなどなど、
現在においては使いづらい状態から機能を大切にする設計が大切です。
動線を始め使い勝手が、よくなければストレスを感じてしまいます。
とある事で知り合いになったグラフィックデザイナーとの話で、
究極のデザインは、体が自然と動く(誘導される)デザインではないかと。
住宅では、居場所を示すサイン(ココがなになにの場所を示すものや矢印)は使用する事はないですが、
皆さんが使用する公共建築物などではきちんとデザインが出来るのではないかと思い、
その様な事例がないかと調べてみると、今はロシアですがディープリの図書館がそれに当たると思います。完成は、1938年。
外観は、コルビジェを意識しかなりモダンな建物であるが、色々な方がアクセスしやすい様にしています。
内部に入ると、至る所に自然と誘導される様に仕掛けが施されています。
ここには、WCの性別を分けるサイン以外は、図書スペースはこちらであるとか
閲覧室がこちらと言う様なサインが全くないのですが、自然と引き込まれて行く様です。
手すりの形状や、階段、開口部による光の取り入れにより、
自然と図書スペースや本の貸し出しスペース、子供用の図書スペースなど
モダンを追求しながらも使い勝手を丁寧にデザインしています。
住宅でも自然と身体が動く様な導線を創って行きたいと思います。
藤原 昌彦