心地よい居場所

藤原の日記

関東を直撃した台風は凄かったですね。

自然災害の脅威は、年々強まっているような気がします。

住宅は、建築の中で唯一「帰る場所」の建築であると思います。

どんな心身の状況でも「帰る場」の住宅は、

その心身の状況をもう一度リセット出来るような居場所でなければなりません。

 

「心地よい居場所」「安心できる居場所」「安らげる居場所」など、

住宅における居場所は様々ですが、「心地よい居場所」は私の中では

穴ぐらのような少し籠ったような居場所ではないかと思います。

不思議と小さなスペースの天井の低い場所が、居心地良く感じる気がします。

全体が天井高くて広くてではなく、

色々なメリハリのある空間がある事で、

人の心身の状態も整ってくるのではないでしょうか?

 

そんな住宅を創り続けて行きたいと思います。

藤原昌彦