省エネルギーを目的にしないこと

藤原の日記

非常に強い雨ですね。数日間は、続くそうですので災害が心配になります。

堀部安嗣

今日は、午後から建築家 堀部安嗣さんの講演を聞きに行ってきました。

住宅の設計をされている方は、知らない人はいないと思いますが、最近では温熱環境にかなり力を入れて設計を行っておられます。

講演の中で、印象に残ったことが、省エネルギーを目的にしない事でした。

省エネルギーが歌われ始め、多くの方が住宅を建てる際に気にされる事では無いでしょうか?

できるだけ、電気代を払いたく無いとか。。。

そう考えると、すぐ行き着くのが高気密高断熱という考え方であり、数値の問題となって行き、数値の比較が行われています。

仕方ないことですよね、比べやすいのですから。

しかし、色々な物事を丁寧に考え、快適な暮らしを丁寧に設計し、パッシブデザインを取り入れつつ考えていくと、自然に省エネルギーになっています。

まず考えなければならないのは、高気密高断熱で語られる数値を比較する事ではなく、あるものを活かしながら快適に暮らす方法を考える事では無いでしょうか?

改めて気付かせて頂いた講演でした。

藤原昌彦