「間」を考える

藤原の日記

今日から6月ですね。

梅雨の合間の晴の様な気持ちの良い青空でした。

リビング02

プランの事を良く間取りと言いますね。

この間取りとプランは少し違う気がしているのですが、皆さんが思われている間取りとはどんなことを指すのでしょうか?

たぶんですが、リビング○○帖・キッチン○○帖・寝室・子供部屋○○帖をつなぎ合わせたものだと思っていらっしゃると思います。

この方式が、○LDKの作り方になってしまいます。

建築のプランニングはやはり違っていて、「間取り」を考えるのですが、行っていることは「室」と「室」の間を考えることを行っています。

「間」の取り方すなわち「間」のデザインが、重要になってきます。

この事をしっかりと考えることで、○○帖だと狭いなどの考え方が変わってきます。

人との距離感や視線の向け方、屋外とのつなげ方などを行うことで、実際の広さと体感する広さの相違が出てきます。

よくTVなどでLDKは○○帖と言われながら狭苦しく感じるのは、ただ大きさを確保しているからです。

「間」を考えることで、建築はずっと良くなってきます。

藤原昌彦