一気に色々な花や、新芽が出て来た暖かい1日。
華やかな春のおとづれです。
図面を描くことは、建築家にとって非常に大切です。
考えたことを、現場で創る職人さんに伝える手段の一つとして図面は重要なものです。
私は、社会人になった頃は、手描きで描いていましたが、現在ではコンピュータ化が進み、CADで描く様になりました。
手描きを行なっていた最後の方の世代かもしれません。
手描きの図面はやはり味わい深く今でも見るとワクワクします。
CADの場合は、誰が書いても同じ精度で掛け、スピードも上がります。
でも、人が関わる以上、その図面には魂が宿るのでしょうか、個性が出てくる様な気がします。
私は、描かれた図面ができる限り美しくなる様に心がけています。
何度も見直し、赤を入れ図面を直す。
時間がかかりますが、美しい空間を創るために。
藤原昌彦