作法と脱却(守破離)

藤原の日記

比較的暖かいような、でもまだ寒い一日。

篠原一男 谷川さんの家

現在、打合せ設計を進めている住宅の一部リノベーションの打合せを行いました。

今回のリノベーションは、クライアント様の明確な形がハッキリしており、全体のバランスと寸法調整などが主な感じとなります。

そんな打合せの中で、住宅の設計の進め方について雑談の様な話が出てきました。

ハウスメーカーや工務店と違い、私の様な建築家の設計の進め方は違うのではないかと感じられたそうです。

確かに違うと思います。的確には分からないのですが、手順や進め方その作業量や検討方法、さまざまに違うと思います。

ラフなスケッチを描きながら、イメージをつかみその手の感覚を立体的にしていく。すべてが私の感覚で創られていきます。

そこには、建築家としての作家性が出てくるのだろうと思います。

私の場合、直接の師匠がいないため多くの建築家の方々(恩師と呼んでいますが)に学んでここまで来ることが出来ていると思います。(本当に感謝です。)

建築家としては、まだまだ多くの事を学び、精進していかなければならないと感じています。

今までの教えを守り、その守ってきた型を破き、新しい型をつくる。

恩師に、恩返しできるように

藤原昌彦