生活感

藤原の日記

少し肌寒い一日でしたね。

また、雨の予報で来週上棟を迎える現場心配ですね。

これを越えれば、かなり暖かくなるのではないでしょうか?

アースキン自邸

住宅を設計する際には、生活感をイメージしながら設計をしていきます。

「生活感が出ないようにしたい」「色々なモノが出ていると生活感が・・・」と言われます。

生活して、人が活動するのですから、モノが出たり生活感が感じられるのは当たり前の事ですね。

空間を考える際には、この生活感も許容するような力強い空間を目指しています。

多少、モノがあるくらいが一番バランスが取れるくらい力強い空間。

建築家 篠原一男 の空間は、ほんとに力強く、モノがたくさんあっても空間の輪郭や緊張感は失われない、モノがある状態の方がより空間が生き生きしているように思えます。

以前、見学させて頂いた際には、住まい手の方はそんな空間を自慢するかのようにお話くださいました。

「空間の響き」大きなテーマです。

写真は、ラルフ・アースキンの自邸

モノがあふれていても美しい空間

藤原昌彦