構造を考える

藤原の日記

ようやく、コートが必要ない穏やかな一日でした。

M.K

色々とお問い合わせを頂き、事務所にて最初にお会いした際に、私のコンセプトや設計手法についてご説明します。

その中で、構造についての話をさせて頂いているのですが、木造の住宅において構造計算を行うことの重要性をお話させて頂いています。

岡山では、災害が少ないためあまり関心のなかった構造の話ですが、やはり最近では関心強い方が多くいらっしゃるようです。

しかし、一般的にはないがしろにされやすい木造の構造。

壁量計算という壁の枚数を数えるだけの方法を、構造計算という建築士も多くいます。

具体的な構造の事を全く話さないまま、構造はしっかりしているので大丈夫ですと言っている方が多くいらっしゃいます。

私が言っている構造計算は、許容応力度計算にて行う構造計算です。

壁の量だけを数える算数ではなく、柱・梁の太さ、力の流れまで考えた計算を行うことで、きちんとした安心が得られるのではないでしょうか?

私は、必ず構造家・構造設計者と共に建築を考え、私だけでなく構造を専門とする方にその安全性を証明して頂いています。

簡単なようで、知られていない住宅建築を設計する上で大切な事項の一つ、構造。

大切な事なので、私がお会いした方にはしっかりとお伝えしたいと思います。

藤原昌彦