育てる

藤原の日記

風が少し強く寒く感じますね。来週からは、暖かくなりそうで春に近づいて行きそうです。

昨晩、とある番組でロングベストセラーの本について解説されていました。
ご覧になられて方もいらっしゃるのではないかと思います。

人の心を動かし、長い間重版を繰り返す読まれる本は、文章や内容がやはり素晴らしと感じ、色々と読みたいと思いました。

その解説の中で、「本は人が育てる」と言う言葉が心に残りました。

いくら良い本で文章であっても、人の心に響かないとダメですし、人が繰り返し読んだり、そのことを伝えたりすることでまた違う人が読んで行き、本が成熟していく。

建築も同じことが言えて、良い空間を創ってもそこを使う人がいなければ成立しないですし、人が使い、暮らし、時間をかけて建築は育っていくのだと思います。

藤原昌彦