様式・型。。。

藤原の日記

すっかり朝晩寒くなり、薪ストーブの出番を心待ちにしています。

依頼先を決める過程で、一番に見にするものが外観のデザインや内部のインテリアの雰囲気が自分好みであるかだと思います。

お会いする方によく言われるのが、「和モダン」の家づくりなのですねと。

私自身、「和モダン」を意識して住宅の設計を行ったことがないので、正直びっくりしてしいます。

この和モダンなどのカテゴリー分けは必要なのでしょうか?

私は、しっかりと周辺環境と向き合い、クライアント様の雰囲気や暮らしのイメージを重ねながら、その敷地にあるべき建築を模索して行きます。

大切なのは、様式や型ではなく暮らしのイメージが大切なんだろうと思います。

どんな居場所で過ごしている自分が良いのか?などそのイメージが形やデザインに繋がってくると良いモノになってくると思います。

情報が溢れているこの世界で、何を大切にするかを判断するのは大変かもしれませんが、表面上のものだけでなく、その美しさがなぜ生まれたのか?なぜそれが必要だったのか?本質を知ることで、見えてくるものがあると思います。

その手がける人が、何を大切にしているのかを知ること、良い家づくりのヒントになるのではないでしょうか?

藤原昌彦