構造計算をする

藤原の日記

非常に寒い一日でしたね。雪も舞い、寒さを一層感じさせる天候。

色々なところから、大雪の便りが届きます。

寒波は、土曜日ぐらいまで居座るそうで、数日は寒い日が続きますね。

真備町の家

早いもので、今年に入り10日余りが過ぎました。

ようやく、腰を据えて設計に向き合える様になってきました。

どうしても、年末年始はバタバタとし落ち着きを取り戻すまでに、少し時間がかかります。

さて、私の設計する住宅は、必ず耐震性能を持たせることにしています。

住宅性能表示制度でいうところの耐震等級3を必ず取得しています。

この耐震性を判断する方法の一つに、構造計算が必要になります。

私の設計する住宅の構造計算の方法は、許容応力度計算です。

一般的に木造住宅で行われる壁量計算ではありません。

柱や梁に使う材料・サイズを1本1本確かめ、建物に受ける力をどのように流していくかを考えながら、構造を成立させていきます。

同じ耐震等級3であっても、許容応力度計算と壁量計算(仕様規定)では、全く違うと思います。

申請機関にて、チェックを入れて頂いている住宅の構造計算書は、なんと約600ページ。

ただ強いでけでは、建築はいけないと思います。

しっかりとした構造計算による結果の元、美しい空間とならなければなりません。

出来るだけ、多くの方に木造の構造計算の必要性を訴えかけていきたいと思います。

藤原昌彦