小さい事(9坪ハウスを考える)

藤原の日記

本日は、久しぶりに総社の家へお邪魔しました。

大きな吹き抜けのある住宅で、気持ちの良い空間です。

しっかりと住こなされていて、うれしく思いました。

増沢洵

その大きな住宅とは、真逆の小さな住宅を検討しています。

建築面積を約9坪(3間×3間)。

一番最初に、考えたのは建築家の増沢洵。

なぜ、このような住宅を考えたのかは、意外なことでびっくりします。

当時の住宅金融公庫で資金を借り入れする際に、延べ床面積15坪までとの制限があったからだそうです。

そのため、1階を9坪、2階を6坪(吹き抜けを3坪)合計15坪の自邸を考えるに至ったそうです。

この9坪の住宅、狭小住宅ですが敷地はなんと200坪もあったそうです。

現在では、この9坪ハウス、色々な方が設計をしています。

小さい事。悪い事ばかりでもないと思います。

しっかりと、考えてみたいと思います。

藤原昌彦