引き算で考える

藤原の日記

少しづつ暖かくなって来て、春を感じますね。

住宅を設計する際に、要望をお聞きします。

夢や希望、あったら便利だろうと数多くの要望があると思います。

私に設計を依頼してくる方の多くも、たくさんの要望をお持ちです。

その中で、豊かな暮らしに必要なものを、敷地や周辺環境、クライアント様の将来像を照らし合わせながらプランニングを行って行きます。

この時に大切なことが、足し算ではなく引き算。

色々なものを増やしていくのではなく、どんどんと省いていく。

将来、家族が減っていくのであれば、その時に対応できる状態へ規模や機能を考えていく。

足すことは、いつでも出来ますが、減らすことは中々難しい。

初めから削ぎ落とした状態で豊かな暮らしができれば、将来に渡っても豊かな暮らしは出来ます。

どんどんと増やすのではなく、洗礼したモノだけを抽出する。

引き算の考え方。

藤原昌彦