格闘の痕跡

藤原の日記

雨模様の1日で、かなり寒さを感じますね。

ものづくりは、やはり手から始まります。

機会を使おうが、コンピューターを使うのも手で扱います。

これからはAIの時代で、もしかするとAIで建築の設計ができるかもしれません。

確かに、色々な人のデータを集積させ、あらゆる対応をシュミレーションしながら設計していけば、ロスのない合理的な住宅・建築になるかもしれません。

しかし、温もりのあるモノになるのうでしょうか?

設計は、すべてがうまく行くことばかりでは有りません。

クライアント様からの要望や法規、予算、建築家として創りたい空間や光など様々な事柄が有り、その格闘の痕跡が完成した際の空間や豊かな暮らしに繋がります。

多少不便なことが、人の豊かさになって行きます。

藤原昌彦