知らない事実(同じ耐震等級3でも違いがある)

藤原の日記

抜ける様な青空の広がる1日。

本日は、大阪にて構造の勉強に行って来ました。

これから創る住宅の耐震性を100%にする活動に参加しており、そこで検証した事実がビックリする内容でした。

建築基準法で定められている耐震基準がありますが、これは最低基準です。最低限このくらいは行ってくださいというものです。

その後に、品質確保促進法という法律において、耐震等級(1〜3)が作られました。この耐震等級1が、建築基準法の最低基準と言われていましたが、実は違っていて1.44倍の壁量が必要になって来ます。

そのことを、建築基準法で定める壁量計算で行った耐震等級3の場合と私が設計で行う許容応力度計算で行う構造計算での耐震等級3でのシュミレーションを行った結果を動画拝見すると、同じ耐震等級3であっても、壁量計算で計算した耐震等級3は倒壊する結果となりました。(モデルは、熊本地震で実際に被災をされた実際の住宅を了解を得てシュミレーション)

これからは、構造計算を行なった耐震等級3で御願いしますという言い方ではなく、「許容応力度計算による構造計算の耐震等級3」で御願いしますと言ってください。

私の設計では、依頼がなくても「許容応力度計算による構造計算での耐震等級3」となりますので。

藤原昌彦