日中の気温は下がってきていますがまだ蒸し暑さは続きますね。
良い住宅設計とは、人の感じ方により違ってきます。
特に完成時に評価されることは少なく、時間が経過し住みこなしていく事でその善し悪しが評価されて行きます。
ただ単に、要望を叶えただけの住まいは、
まず間違いなく引き渡しをして直ぐには満足の行く形かもしれませんが
長い目で見た10年後・20年後を考えて行くとよくない結果、つまり不満が残るものになって来ます。
暮らしを考えた、考え抜いた設計の住宅は、皆さんに愛され愛着を持って頂く事が出来、
多少のことがあったとしても丁寧に工夫を行いながら使われ続けて行きます。
そのことが、暮らしに豊かさを創り、地域に豊かさを創り、
良い風景を作り出して行くのだろうと思います。
写真は、フィンランドの建築家 アルヴァ・アアルト設計(詳しくは、妻のアイノ・アアルトの設計)のキッチン。
藤原昌彦