今日はにわか雨も降り蒸し暑い一日でしたね。
最近は平屋建ての住宅の設計が多かったので、
階段を創れていなかったので久しぶりに階段について考えたいと思います。
美しい階段は、色々とあるのですが日本の建築家で言うと村野藤吾さんです。
海外では、フィンランドの建築家 アルヴァ・アアルトではないかと思っています。
アアルトの階段は、Villa Mairea(マイレア邸)の階段が一番好きです。
別荘にふさわしく優雅で上がりたくなる。
手摺部分にも工夫があり、縦に柱のようにある手すりはこの建築が建つ敷地にアプローチにある松林の様です。
(ちなみにこの柱は、オレゴン産の松を使用。アアルトが色にこだわり、輸入させたそうです。)
階段の一段目は、5角形の様な広い踏み板となっており、
二段目以降は断面が三角形の木の塊の様な階段です。
階段の登りやすさを測ると、蹴上(一段の高さ)が160mmと低めにしてありかなり優雅で登りやすい感じです。
階段は、住宅の暮らしのステータスを表す一部であると思います。
この様な、優雅な階段を設計して見たいと思います。
藤原昌彦